BlogWAKOスタッフの日常

2015-10-02

スタッフの日常

職人のつぶやき 第49弾

10 Oct 2015
VOL.49

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一級貴金属制作技能士資格取得

朝晩めっきり涼しくなりました。
賑わう夏が終わり、あっという間に到来。
季節の移り変わりを肌で感じる今日この頃、
私の頭の中でループしていたアースウィンド&ファイアーの’September’(・´з`・)???・*
の9月も流れ去り10月に入りました。早いですね(汗)

秋晴れの日はとても気持ちが良いです。

そこで!!
過ごしやすくなりましたのでDIYに挑戦してみました。
狭いベランダを癒しスペースに。

会社の内装工事で出てきた古い木製丸椅子をオーナーから頂いた事から
これをなんとかしたいとイメージがふくらんだのでチャレンジ!
他に廃材や雑貨で組み合わせた看板風植物棚?も作りました。

オールド加工のペンキでペイント。さらにペーパーヤスリやヘラで部分的に
スリ落としたりあえて傷を
入れることでビンテージ感を出してみました。
どうでしょうか??(´ε`;)


まずは下地に白を塗りました。


そして黒いペンキを重ね塗り


乾いたとこで割と大胆に黒いペンキを所々思うがままに削りました。
下地の白が見えて良い感じになります。


完成!!後ろのボードのブルーも植物とマッチします。

これを眺めながら美味しくビールが飲めるでしょう|:3ミ

”芸術の秋 読書の秋 スポーツの秋”
色んな秋ですが
過ごしやすいこの季節は様々な事にチャレンジしたくなりますね(o ̄∇ ̄o)♪

WAKO BRIDALの建物の内部も改装中です。
お気づきになられた方もいらっしゃるかも知れません。
正面向かって右手の麻の葉タイル一部壁面がオープンになっています。
皆さんにもご利用いただくことの出来る楽しいスペースになる予定ですので
ご期待ください!!( *´艸`)


大改装中!!元々は広めのカラオケルームが7部屋あったスペース。
とにかく広いのです!(‘◇’)

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そろそろ本題へ(´ε`;)

TOOLと加工作業紹介

(???) ? 今回はロー付け作業で主に使用する”マイクロトーチ”小型のバーナーをご紹介からの 
皆さんちょくちょくご質問あるサイズ直しはどうやってやるの?という疑問にお答えします。

(???) ?まずリングをカット。サイズを大きくする場合は伸ばすサイズ分の地金(1番1mm)を足し
縮める際はその番数分カットします。


(???) ?このリングは4番伸ばしますので4mm足します。


(???) ?そしてこのマイクロトーチの出番!!
その個所に高い熱でロー材を流し込み溶接するのです。ダイヤが留めてある部分は皿に張った水に
浸け熱を遮断しています。

この”ロー材”とはプラチナ、金それぞれの地金に他の素材を足して割ってあるものです。
それぞれマイクロトーチの熱で溶かしますがプラチナ、金地金より溶ける温度が低いので
加工する指輪などが溶けてしまうことはないのです。

接合面の合わせ目をピッタリにし筋目が残らないように行っています。


この後は形を整えヤスリがけ、キレイに仕上げて完成です*:.。☆..。.(´∀`人)

意外に知られていないサイズ直し。少しでも知っていただけたでしょうか?

(´∀`)/~~~?

ロー付け作業は作品作りにおいて欠かせない重要な作業。
パーツの多いものは溶ける温度差の異なるローを何種か使い分けて行います。

熱をかけ過ぎてもロー涸れをおこしひび割れてしまいますので難しい作業です。

宝飾職人の世界にも技能士として資格を得るため国家試験があります。
ロー付け作業は元より全ての作業技術を盛り込んだ実技試験
そして知識を問われる筆記試験があります(;゚Д゚)!

特に実技試験は技術面での全ての要素が含まれた課題作品を七時間という時間内に
完成させるというものです。

七時間は長いようですが、いざ開始されると本当にあっという間です。

18金の板を与えられその板材を切る 叩く 伸ばす 曲げる 付ける 留めるなどの作業
を行います。練習により自分で各部分作業の時間配分をします。
一つミスをし、そこの修正に時間を費やすとほかの作業が大きくずれ込みますので
本当に油断ならないといった状況です(-_-;)
寸法や厚みに至るまで全ての誤差が減点対象。

緊張感溢れる試験会場にはヤスリや糸のこぎりのガリガリ、金槌や木槌のカンカントントンの音
がひびきます。他の受験者の出す音で、おそらく何かミスをし調整してるんだろうな~
なんてとこまで読み取れるような緊迫感が流れていますΣ(゚д゚lll)

集中し過ぎて試験終了時にはまさに放心状態。
作品を提出した後は道具を片付けながらあれやこれや失敗したとこばかり思い出し
もっとあんな風にすればよかったと反省してみたり・・・全ての削り粉や残った金地金の材料も提出。
目方もしっかり計られます。これは不正行為を防ぐためでもあるのでしょう。

そんな人生で何度かしかない緊張感を味わった後は結果を待つのみ。
国家試験ですので他の職種の試験発表とともに約二ヶ月後全国一斉に発表されます。

無事に合格した時は本当に嬉しかったです。

このブログを打ちこみながら改めて当時の緊張感を思い出しましたが
宝飾業界もデザイン、技術共に進化しています。
置いていかれないよう、そして
到達点のない職人の世界ですから
常に精進の心を持って行きたいです。

今回は創作意欲の沸くですので、少し前の技能試験を振り返ってみました。

秋はブライダルシーズン。お急ぎの方も、来年に控えられている方も
ぜひWAKO BRIDALに遊びにいらしてください!

では また次回( ´ ▽ ` )ノ

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