今回のテーマは、1月の誕生石の『ガーネット』について♪
ガーネットの和名は【柘榴石】と呼ばれます。
(ルビーは紅玉石。
赤い宝石に果物の名前をつけるのは、連想しやすくていいですね )

ガーネットは産出された時から、12面体や24面体など整った形状をしています。

加工しなくても、十分に美しいことから、「天然のカット宝石」とも呼ばれます。

ほかの宝石の原石がこちら♪同じく赤い宝石のルビーの原石。

原石はデコボコしているので、「そのものがキレイ」というよりは
「これからキレイになっていく宝石」の状態です。

ガーネットについて興味深い話がありました(/・ω・)/

ガーネットは超高温、超高圧の条件の元、自然に生成される宝石です。
これと同じような条件で生成される宝石があります。

それはみなさんもご存じの、ダイヤモンドです。
ガーネットが産出される山脈では、
ダイヤモンドも発見できるとも言われています。

ガーネットを発掘しようと思ったら…
ダイヤモンドも見つかるなんて一石二鳥ですよね(´艸｀*)笑?

深い赤が特徴的なガーネット。
赤が深ければ深いほど、さぞ値段も高いであろうと思ったのですが、
ガーネットの中で高価とされる種類は、意外にも「赤」ではなかったのです

ガーネットで最も高価とされているのは、
透き通った黄緑色をした【デマントイドガーネット】です。

「え?ガーネットなのに、緑色?」と不思議に思いますよね(´▽｀)
ガーネットは『青色以外の色はすべて存在する』と言われているほど、
様々な色を網羅する宝石なのです(/・ω・)/

この【デマントイドガーネット】は
今から約160年前にロシアのウラル山脈で採掘されました。

ロシア以外では、イタリアやアフリカでも採掘されます。

希少性であることと、(※)光の分散率が高いことが特徴のガーネットです。
(※光の分散とは、光が抜ける量のこと。分散率が高いと、キラキラと輝いてみえます)

市場でもほとんど出回らなかったことから、
ガーネットの中では最も高価とされています。

そしてこのデマントイドガーネットの最大の特徴は…

ルーペで見ると、「ホーステール(馬のしっぽ)」と呼ばれる種類の
インクルージョン(内包物)を含むものもあります。

上の画像の放射線状に伸びているインクルージョンが、ホーステール。
自然が作り出した、芸術品として見る人々の目を楽しませてくれます♪

興味深い宝石はまだまだたくさんあるので、
今年もご紹介して行こうと思います(´ω｀*)

それではまた次回(((?●ω●’)))?