2024.06.11 3,464 View
結婚指輪が抜けないのは太ったせい?きつい指輪を外す方法とは
一度指にはめてしまうと外すことがない結婚指輪ですが、きつくなったり指がうっ血して痛みを感じると外したくなるものです。
無理やり抜こうとすると関節で止まってしまい、焦ってしまう人もいるのではないでしょうか。
どうしても外さなければならないとき、どのようにして指輪を外せばいいのか、指輪が抜けなくなる原因を解説します。
抜けなくなった原因がわかれば対策も考えられますし、緊急時の外し方も合わせてご覧ください。
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結婚指輪がきついのは太ったことが原因? 結婚指輪は外すことが少ないため、きつくても気にせずに身に着けている人がほとんどです。 多くの人は、指輪がきついのは太ったことが原因で...
目次
結婚指輪がきついのは太ったことが原因?
結婚指輪は外すことが少ないため、きつくても気にせずに身に着けている人がほとんどです。
多くの人は、指輪がきついのは太ったことが原因ではないかと考えますが、それだけではありません。
体調や季節によって指輪が回るようになったり、急にきつく感じることがあります。
どのようなことが原因として考えられるのでしょうか。
むくみやすい体質
誰でも経験したことがあるむくみは、余分な水分が皮膚下に溜まった状態です。
手や指のむくみは水分の摂り過ぎによって起こることがあります。
デスクワークが多い仕事の人は、夕方になると手指がむくみやすくなりますし、水分代謝が悪い人は全体的にむくみやすいと考えられます。
ボディメイクのために、コルセットのような下着やガードルを常に身に着けていると、血液循環が悪くなり、全身のむくみにつながります。
塩分濃度が高い食事が多い、脂質の摂りすぎも水分を溜め込みやすくなるのです。
食生活や生活習慣の乱れ、飲酒のしすぎや寝不足を続けると、むくみやすい体質になってしまいます。
女性はホルモンの関係で、生理前後や更年期に入るとむくみが出るケースもあるため注意が必要です。
季節によりむくみやすくなる
季節の変わり目に体調を崩しやすかったり、むくみを強く感じることはないでしょうか。
夏はエアコンで体が冷えやすく、冷たい飲み物や冷たいものを食べるため体が冷えて血行不良を起こします。
残暑から秋に季節が変わるとき、いつもより疲労感が強くなり体も重くなります。
体感温度の変化についていけないため、冷たい飲み物や食べものを食べたり、薄着のまま過したりするのが原因です。
秋は気温差が大きく自律神経が乱れやすくなりますが、美味しい食べ物が増えるため暴飲暴食しやすくもなります。
栄養バランスが悪くなり、体が気温に慣れて過しやすくなると、ついつい夜更かしで睡眠不足を招いてしまいます。
冬場にむくみやすくなる人もいるため、必ずしも秋にむくむわけではありませんが、気温差が激しいときに生活リズムが狂ってしまうむくみが出やすくなるようです。
体型の変化
結婚指輪がきつくなるのは、むくみだけが原因ではありません。
痩せると指輪がゆるく感じると言われるように、体重の増加によって結婚指輪がきつくなるケースもあります。
指だけに脂肪がついて太ることはありませんが、全身に脂肪が増えれば指にも脂肪が増えます。
結婚指輪をはめていることで、むくみが同時に起これば、さらにきつくなり外したくても外せなくなるのです。
仕事柄、重い荷物を持ち運ぶことが多かったり、指を慣らすくせがあったりすると関節が太くなり脂肪と合わせて指が太くなります。
指の脂肪と筋肉、関節の歪みが合わさることで、結婚指輪がきつくなり抜けにくくなるのは間違いないでしょう。
指輪の変形
結婚指輪は常に指につけているため、日常的な動作で傷がついたり衝撃を受けることもあります。
金属なのでよほど大きな力がかからなければ、歪んだり曲がったりするケースはないと思われがちですが、そうではありません。
買い物で重い荷物を持ったり、車のハンドルを強く握ったりする場合はないでしょうか。
身近なものであれば、自転車のハンドルやブレーキをかけるときに強く握るなども同じように指に負荷がかかります。
金属の種類や形状によっても歪みが出やすくなり、銀や金はプラチナよりも弱く変形しやすい金属です。
結婚指輪のデザインがV字になっている、厚みや太さが均一ではない場合や隙間があるとゆがみが起きます。
サイズが大きい、ゆるい場合も同様に力が入ると歪みやすくなります。
結婚指輪が抜けないときに試す方法
結婚指輪を外したいけれど、どうしても抜けない。
指に食い込んでしまい、痛くて困っている。
むくみ以外の原因で結婚指輪が抜けなくなったら以下の方法を試してください。
石鹸やクレンジングオイル
肌が乾燥していると、指輪が引っかかってしまい抜けません。
無理に引き抜こうとすると、肌を傷めてしまいますし、指が腫れて抜けなくなります。
こうなってしまうと、物理的な方法で指輪を切るしかなくなるため、冷静に対応しましょう。
石鹸やクレンジングオイル・ワセリンなどを指に塗ることで結婚指輪が滑りやすくなります。
簡単に抜けそうなイメージはありますが、自分でやると力が入ってしまうため関節で引っかかってしまいます。
結婚指輪は左右にだけでなく、前後にも小刻みに動かしながらゆっくりと引き抜いてください。
表だけでなく裏側からも、ゆっくり指輪を動かすとじわじわと抜けていきます。
これだけでは抜けない場合には、あらためてハンドマッサージ後にチャレンジしてみてください。
むくみをとる
指がむくんでいる場合には、指のむくみを取ってからクレンジングオイルなどを使って指輪を外しましょう。
手先が冷たい、首や肩がこっているなど、血行不良によってむくみが出ているのであれば、むくみを改善します。
手先が冷えて冷たい場合には、洗面器にお湯を張って血行を促します。
40度前後のお湯の中に手を入れて10〜20分程度温めてください。
タオルで手を拭いたら、ハンドクリームを使ってマッサージをおこないます。
老廃物を排出するためには、リンパ節を流しスッキリさせることです。
下記の順に、マッサージをおこないむくみを取りましょう。
- ●両腕を天井に上げてぶらぶらします。
- ●大きく深呼吸を5回したら、肩甲骨を寄せるようにして腕を背中側に寄せましょう。
- ●これを3回おこなうと、腕や肩が少し軽くなります。
- ●上げた手を下げ、片方の手を壁に向かって広げ、反対の手で親指以外を反らしましょう。
- ●左右同じことをしたら、ハンドクリームを使って指を1本1本マッサージします。
圧迫して指輪を外す
タコ糸や輪ゴムを使って外す方法もありますが、指を圧迫するため外れない場合には腫れたりむくみが強くなるケースがあります。
結婚指輪と指の状況を確認し、無理ない程度に始めましょう。
指と指輪の間に隙間があれば、この方法は有効ですが、指輪が回らないくらいにむくみがある場合には他の方法をお試しください。
- ●クリアファイルとタコ糸を使って指輪を抜き取ります。
- ●クリアファイルは長さ5cm程度、1cm幅にカットします。
- ●半分に折り込んだら間に糸を挟み、指輪と指の隙間に入れてください。
- ●クリアファイルをひっぱり、手のひら側に糸を残したらクリアファイルを抜き取ります。
- ●指輪の上から出て入るタコ糸を、第一関節くらいまでぐるぐる巻き付けてください。
- ●ネジのようにタコ糸が巻かれているため、指の付け根側から巻いた糸を解くと、指輪が上に上がっていき外れます。
結婚指輪が関節に引っかかり抜けないときに試す方法
関節に引っかかって抜けない場合には、ちょっとコツで抜けることがあります。
自分で抜くと力が入ってしまうため、第三者にお願いして抜くようにしてください。
指輪は横ではなく縦に持って、縦方向に動かしていきます。
指の関節は横に広がっているため、横から動かすと皮膚が動かず隙間ができません
手のひらを上に、手の甲側に押し上げるようずらしましょう。
左右ではなく、前後に動かし指輪は上に皮膚を下にするように動かします。
1人でおこなうと焦るため力が入って抜けにくくなります。
パートナーや家族に頼んで、ゆっくり試してください。
ハンドクリームを使えば、関節部分もスムーズに抜けるでしょう。
結婚指輪がどうしても抜けないときの対処法
自力では結婚指輪が抜けない場合には、道具を使って切断するしかありません。
金属は家庭のカッターやペンチなどでの切断は難しいため、専門的な知識のある場所にお願いします。
どこに連絡すれば良いのか、ここでは3つの場所について説明しましょう。
消防署に連絡し切断してもらう
指輪が食い込んでしまい血流が悪くなっている、指が変色してきたなど緊急性の高い状態であれば消防署に連絡してください。
消防署は24時間稼働しているため、緊急で指輪を外さなければならないときに頼れます。
地域により専門のリングカッターがない消防署があるため、かならず依頼したい消防署に直接問い合わせしましょう。
切断費用は無料で、名前と連絡先住所を記帳するだけです。
病院を受診する
結婚指輪によって指や爪が変色してきたときや、事故や検査などで指輪を外さなければならない場合には病院で結婚指輪をカットしてもらえます。
何をしても指輪が抜けず困ったときには、救急外来や整形外科を専門とする医師がいる総合病院を受診してください。
病院では指輪と指の状態を確認し、状態によっては麻酔などを使って、リングカッターなどで指輪を切断します。
ただし、病院によってはリングカッターを常備していませんから、事前に連絡をし料金なども確認しておくといいでしょう。
ジュエリーショップに相談する
ジュエリーショップでは、「リングカッター」と呼ばれる専用の道具で指輪を切断します。
消防署や病院でも、同じようにリングカッターを使用しますが、ジュエリーの専門家ではないため真っ二つに切られてしまいます。
切り口はきれいですが、ジュエリーショップで修理すると料金が高額です。
ジュエリーショップでは、サイズを直して溶接するために指輪や宝石にダメージがない部分をカットします。
特殊なデザインでない限りは、カット後にサイズを直し元通りになるため安心です。
大切な結婚指輪を元の通りにしたい人や、修理代をできるだけかけたくないのであればジュエリーショップに相談してみましょう。
カットする前に、一度外せるか聞いてみてください。
結婚指輪を切断したら修理できる?
やむを得ず切断してしまった結婚指輪ですが、できれば元の通りに直して身につけたいと考える人が多いでしょう。
どのような指輪も修理が可能なのか、どこに相談すればいいのでしょうか。
購入店に相談する
結婚指輪が抜けず切断しか方法がない場合、購入店へ相談してください。
素材やデザインによっては修理ができないケースがありますが、工房や職人が在籍するお店では指輪を見てから判断してくれます。
修理する場合にも、元の状態に戻すために一番きれいに直せる場所で切断するため、サイズ直し後も切断場所がわかりません。
切断後は指のむくみや痛みが残りますから、落ち着いてからあらためてサイズを測りに来店します。
10日ほど経過してからサイズ直しを依頼するのがおすすめです
結婚指輪の修理は可能なのか、費用や期間なども確認しましょう。
リペア専門店に相談する
購入店では難しいと言われた場合、リペア専門店に相談をしましょう。
抜けなくなった結婚指輪はサイズが小さいため切断したわけですから、地金を足しロウ付け作業で切断面を溶接していきます。
抜けなくなった時点で歪みなども起きているため、歪みを直すと同時に正確なサイズを測り修理をしていきます。
リペア専門店では、複雑なデザインや宝石がついた指輪などの修理を多く手がけています。
購入したジュエリーショップで修理が不可能な場合でも、一度相談してみましょう。
つなぎ目がわからなくなるほどきれいな修理が期待できます。
切断面によっては、刻印までは修理ができないケースもあります。
詳細はリペア専門店にお尋ねください。
まとめ
大切な結婚指輪は、2人で話し合いながら金属からデザインまでを決めて購入したはずです。
抜けなくなる前に、なんとかできるのが一番良い方法ですが、緊急事態ではそのようなことも言ってはいられません。
デザインを損なわず切断してもらえるのは、ジュエリー店ならではのサービスです。
WAKO BRIDAL(和光ブライダル)は、婚約指輪・結婚指輪を扱うジュエリー専門店で、高い技術力を持った職人が在籍しています。
リフォームや修理だけでなく、サイズ直しや刻印の入れ直しまでアフターサービスが充実しています。
指輪がきつくなり抜けない場合には、慌てずにジュエリーの専門店へ相談してみましょう。
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